「トラウマからの回復を支援する人に伝えたいこと」
ワークショップ参加者のお声より
白川美也子ドクターによる特別ワークショップ参加者のお声を、
昨年9月・今年2月の2回分、一挙にご紹介します。
*ワークショップの内容や日程についてはこちらをどうぞ。

白川美也子
精神科医・臨床心理士。子どもの虐待、DVなど対人暴力被害によるトラウマが専門。
2012年、子どもと家族のトラウマケアの専門団体「Seeding Hope」を立ち上げ、
代表を務める。
【参加者アンケートより】
●トラウマ系のクライエントの面接を初めてしているので参加。
ソーシャルワーカーとして、生活面からアプローチして支援していくことの
大切さがよくわかった。
ワークを実際にやって自分の感覚として楽しめたことがとてもよかった。
(K PSW 北海道)
●自分も参加型教育を実践+立案しているので、心理的安全についての理解を
深めたかったので参加。このニーズは満たされました!!
とりあげたワークの内容(時間、難易度、インパクト)が参加者によく合っていると
感じました。プログラム、充実していました。チョット多かった……。
資料が役に立ちます。白川先生の講義をじかに聞けてよかった!
(S 教員 新潟)
●PTSD、トラウマについて確認ができ、支援者として注意すべきことが
具体的に学べた。白川先生はとてもわかりやすい言葉で説明してくださり、
特に、関わりの場面でどんなことが起きやすいかという具体例を
お聞きできたことが、とっても大きな収穫でした。(T 相談員 愛知)

●母子協議会のブロック研修で白川先生の講演をうかがい、
今まで母子の支援について聞いた中で最高だったので、ぜひもう一度学びたく、
ネットで探しました。今回の内容、大変満足です。
共感することと支援すること、できること・できないことを伝えること・・・
改めて職員とともに、一人一人のトラウマに向き合う方法を検討していこうと
思いました。(N 母子生活支援施設・施設長 神奈川)
●最新・最前線なのに、こんなにわかりやすく伝えることができる
白川先生の臨床経験のすごさを痛感しました。
複雑性トラウマへの9ステップのアプローチ、精神疾患の臨床像がトラウマ・
フォーカスした時に大きく変わること・・・この先の展開も勉強し続けたいです。
(T 当事者のセカンドパートナー 群馬)
●求めていた以上の内容でした。感動レベルです。
支援活動でアタッチメントの視点を重視してきましたが、支援者がそういう視点を
持つこと自体を否定視されたこともあり、自分の中に葛藤がありました。
今回の白川先生のお話のおかげで、その葛藤が解消し、これまで以上にトラウマに
向き合っていく覚悟と勇気をいただきました。ありがとうございます!
(S 支援職 福岡)

●DVを受けた人たちは、症状に苦しんでいるのに、生活の機能を維持できている、
子育てできている、また、生きているだけでよくやっている、という視点を
大事にしたいと思います。内容がてんこもりで疲れました……。資料を見直します。
(T 心理士 神奈川)
●自分が安定していることの大切さ・・・とりあえずこれだけはすぐに実践
したいと感じました。
(M 児童相談所相談員 神奈川)
●学会の研修などには参加しましたが、もう少し、臨床に焦点をあてた、
クライエントと向かい合うことを中心にしたワークショップを求めて受講。
大変満足です。(Y 臨床心理士 静岡)
●先生の言葉一つ一つを吸収したくて、必死でした。知識を得たことで、自分に
何ができるか、何をしないか、少しわかってきました。また、ワークを通して、
自分が今何を感じ、どんな状態なのか気づくことができました。
ないがしろにしがちな自分のことにも焦点をあてられてよかったです。
(A 看護師 神奈川)
●最近、患者さんの中でトラウマを受けたあとの症状の方が多くなってきたので参加。
ワークで得た自分自身の感情、覚えていたいと思いました。
先生の「寸劇」、わかりやすかったです。お忙しい中、最初から最後まで笑顔で、
とてもやさしい講義、ありがとうございました。(Y 医師 東京)
●性虐待の被害児童と関わることが多いため、参加しました。
お話を聴いていて、今まで体験した場面が浮かんできました。知識があればもう少し
違った対応もできたかなと。
ワークが多く、自分の感覚に落としていくことの大切さを感じました。
また、セルフケアの重要性を改めて感じました。
自分自身も、自分の身体とつながり、まわりの人とつながりながら、一歩一歩
進んでいけたら、何かが変わるかもしれないという希望をもらいました。
(H 埼玉)

●安全を確認してからトラウマに触れること、生活の安定が第一ということを
学べました。(K 神奈川)
●自傷の学生支援につなげるため、参加。自分自身が癒される時間でもある
ワークショップでした。私自身が、学生にとって「安全・安心な環境」に
なれるよう努力していきたいと思います。(I 岡山)
●仕事上、トラウマへの対応について学ぶ必要があると思い、参加。
心理教育の大切さ、共にそばにいることの大切さが伝わってきました。
(N 新潟)
●加害者側の支援をする立場ですが、今日は被害者、トラウマを抱えている人の
支援という視点で参加しました。具体的なワーク、複雑性トラウマの整理と
アプローチが役立ちました。生活支援と、寄り添うことを教えていただき、
目の前が明るくなりました。(S 栃木)
●トラウマを受けた人の支援に迷い、自信をなくしそうな気持ちでいたので、
参加しました。ワークも盛りだくさんで、あっという間の時間だった。
「パンドラの箱を開けるときは生活の再建を同時に行なうことが大切であること」、
「その人が自分の介入によってどんな影響を受けるか、支援者はしっかり
自覚する必要がある」という言葉を胸に刻みました。
具体的な言葉かけなどが資料としていただけて、とても参考になりました。
(M 岐阜)