「自己信頼」
こんにちは、中野満知子です。
アサーティブ・トレーニングのセミナーを担当しています。
8月5・6日の応用講座は、台風の進路が心配される中でしたが、無事終了いたしました。
「批判」や「怒り」などネガティブな感情にしっかり向き合い、ロールプレイの時間も
たっぷりとった2日間、熱心にご参加くださったみなさん、ありがとうございました。
「批判されるのは自分に非があるからしかたない」
そう思っていたけど、ちょっと待って。
たとえ非があったとしても、貶められるような言い方には、屈しなくていいのかも・・・
ロールプレイに取り組んでみて、
「本当は怒っていたんだ!!」
と、初めて気づいた自分の気持ち。
「怒っていることを、こんなふうに伝える方法があったなんて! おもしろい」
「がまんしなくていいんだ」
など、みなさん互いに共感し励まし合いながら、本当に濃い時間を過ごしました。
私も随分と批判の言葉を浴びて生きてきました。
「男だったらよかったのに」「なんて不器用なの」「根性が足りない」
「無愛想」「強情」「負けず嫌い」・・・数え上げればきりがないくらいです。
もの心つくころから母親に言われた言葉。
子ども時代に同級生から投げかけられた言葉。
それらは深く心のどこかに刺さっていて、大人になってからも、何か言われるとすぐに
「私はダメな人間なんだ」と自分にダメ出しをしていたように思います。
最も信頼している友人の一人から、私の発言が以前言っていたこととは違うという
指摘を受けたことがあります。
「満知子さんのいうことは良く変わる」という批判です。
以前の私なら、「そんなことない!!」とドッカンで返すか、
「ああ、やっぱり」とオロロで落ち込むか、
「良く変わるのって私だけじゃないと思うよ(あなただって)」とネッチーで返す
などしていたかもしれません。
今では、「あ、イタっ!」(耳に痛い)と受けとめ、
「言っていることが変わっていたらごめんなさいね」と非を認め、その上で、
「私にとっては、過去の発言より、今ここでの考えが大事なのだ」と
落ち着いて伝えられるようになりました。
アサーティブ・トレーニングでは、自分を責めたり批判したりすることをやめます。
自己肯定感が育ってくると、「批判の言葉」と「自分自身」とを分けてとらえられる
ようになります。
基礎講座ではその「自己信頼について」「自分を愛するとは?」を学びます。
11月18・19日(土・日)です。
遠方からおいでの方のため、開始時間を工夫しました。
18日は11:00~17:30
19日は10:00~17:00 です。お申し込みお待ちしています。